子機増設登録操作方法(シャープ アナログコードレス)
本ページで紹介している製品は旧スプリアス規格で認可の無線装置のため、2022年12月1日以降は運用することができなくなります(総務省告知)。
 増設子機は、親機とペアリングしなければ電話機として使用できません。ここでは、シャープのアナログコードレス電話機について、増設登録操作説明書を失くした方や、中古で子機を購入した方の為に、増設登録(ペアリング)操作を説明します。なお、公式に対応した子機でなくても増設して使用できる場合が多々あります(これについて実験を行いました)。
 なお、2006年以降のデジタルコードレス電話機についてはシャープのサイトに説明書があるのでここでは割愛させて頂きます。CJ-V10シリーズは親機に数字キーがないため操作方法が特殊ですが、前述のシャープのサイトの「CJ-KS60」の増設登録操作説明書に従って操作できます。
 お使いの電話機の年式によって操作手順が異なります。タイプ2かタイプ3かを下記のように確認してから操作して下さい。これらの「タイプ」は全てシャープ株式会社による正式な呼称ではないのでご注意を。
 増設登録操作をする為には、登録する子機がどの親機にも増設されていない状態である必要があります。増設されていない状態では、一切のボタン短押を受け付けず、「通話」または「外線」ボタンが連続点灯し、液晶表示のある子機ではさらに画面に「増設されていません」または「ゾウセツサレテイマセン」と表示されます。そうなっていなければ、子機の増設取り消し操作を参照して子機の登録を取り消してから増設登録操作を行って下さい。
 どの場合も、子機を操作してから親機を2分以内に操作します。
1998年〜2006年(タイプ3)の増設登録操作

 このタイプは、「カンタン増設」に対応した機種(2000年以降)と、そうでない機種があります(シャープは、増設登録操作説明書で「カンタン増設」対応機種を「タイプA」、そうでない機種を「タイプB」と呼んでいます)。最も手っ取り早い方法として、「カンタン増設」の操作方法で操作してみて失敗すれば通常の方法で操作すれば良いと思いますので、ここではその順序で説明します。
「カンタン増設」対応の子機の操作

  1. 増設したい子機が、既に別の親機に増設されていないことを確認する(「通話」ボタンが常時点灯し、液晶がある機種は「増設されていません」「ゾウセツサレテイマセン」表示)。そうなっていないなら子機の増設登録を取り消しておく
  2. 「保留・内線」ボタンを、ピッと鳴って「通話」ボタンが点滅するまで(約2秒)長押しする。この操作が出来なければ、その子機は「カンタン増設」に対応していない(→「カンタン増設」非対応の子機の操作へ)。
  3. 続いて親機を操作する。→「カンタン増設」対応の親機に「カンタン増設」対応の子機を登録する操作
「カンタン増設」対応の親機に「カンタン増設」対応の子機を登録する操作

  1. 子機側の操作を済ませる(「通話」ボタン点滅状態)。
  2. 「内線」または「子機」ボタンを、2回目の「ピッ」という音が鳴るか「子機増設」と表示されるまで(約2秒)長押しする。この操作が出来なければ、その親機は「カンタン増設」に対応していない(→「カンタン増設」非対応の親機に「カンタン増設」対応の子機を登録する操作へ)。
  3. 親機と子機両方が「ピーッ」と鳴れば登録完了。空いている最も若い内線番号に新しい子機が登録される。「ピピピピ」と鳴った場合は、一度取り消して再度操作してみる。
「カンタン増設」非対応の親機に「カンタン増設」対応の子機を登録する操作

  1. あらかじめ、親機の空いている内線番号を調べておく。子機側の操作を済ませる(「通話」ボタン点滅状態)。
  2. 親機の電源を抜く。
  3. 「内線」または「子機」ボタンを押しながら親機の電源を入れる。子機表示点滅(または「子機増設」等表示)。
  4. 「登録先の内線番号」「#」「2」「#」の順に数字キーを押す。
  5. 親機と子機両方が「ピーッ」と鳴れば登録完了。「ピピピピ」と鳴った場合は、一度取り消して再度操作してみる。

「カンタン増設」非対応の子機の操作

  1. あらかじめ親機の空いている内線番号を調べておく。
  2. 子機の「内線」と「切」ボタンを、ピッと鳴って「通話」ボタンが点滅するまで(約2秒)同時に長押しする。
  3. 「登録先の内線番号」「#」「任意の番号」「#」の順に数字キーを押す。3番目に押した番号はあとで使うので覚えておく。
  4. 続いて親機を操作する。→親機に「カンタン増設」非対応の子機を登録する操作
親機に「カンタン増設」非対応の子機を登録する操作

  1. 子機側の操作を済ませる(「通話」ボタン点滅状態)。
  2. 親機の電源を抜く。
  3. 「内線」または「子機」ボタンを押しながら親機の電源を入れる。子機表示点滅(または「子機増設」表示)。
  4. 「登録先の内線番号」「#」「子機の操作3で入力した番号」「#」の順に数字キーを押す。
  5. 親機と子機両方が「ピーッ」と鳴れば登録完了。「ピピピピ」と鳴った場合は、一度取り消して再度操作してみる。

1990年代(タイプ2)の増設登録操作
子機の操作

  1. あらかじめ親機の空いている内線番号を調べておく。
  2. 子機の電源を切る。
  3. 「内線」または「とりつぎ」ボタンを押しながら子機の電源を入れる。ボタン遅点滅。
  4. 「登録先の内線番号」「#」「任意の番号」「#」の順に数字キーを押す。3番目に押した番号はあとで使うので覚えておく。
  5. 続いて親機を操作する。→親機に子機を登録する操作
この操作ができない時…「内線」ボタンと「保留」ボタンを同時に長押しし、ボタンが点滅したら操作4から進めてみてください。
親機に子機を登録する操作

  1. 子機側の操作を済ませる(子機側のボタン点滅状態)。
  2. 親機の電源を抜く。
  3. 「内線」または「子機」ボタンを押しながら親機の電源を入れる。子機表示点滅。
  4. 「登録先の内線番号」「#」「子機の操作4で入力した番号」「#」の順に数字キーを押す。
  5. 親機と子機両方が「ピーッ」と鳴れば登録完了。「ピピピピ」と鳴った場合は、一度取り消して再度操作してみる。

1998年〜2006年(タイプ3)の子機の増設取り消し操作

  1. 「内線」と「切」ボタンを、ピッと鳴って「通話」ボタンが点滅するまで(約2秒)同時に長押しする。
  2. 「0」「#」「0」「#」の順に数字キーを押す。
  3. 「ピーッ」と鳴り、「通話」ボタンが点灯する。

1990年代(タイプ2)の子機の増設取り消し操作

  1. 子機の電源を切る。
  2. 「内線」または「とりつぎ」ボタンを押しながら子機の電源を入れる。ボタン遅点滅。
  3. 「0」「#」「0」「#」の順に数字キーを押す。
  4. 「ピーッ」と鳴り、「外線」ボタンが点灯する。

親機の増設取り消し操作

  1. 親機の電源を抜く。
  2. 「内線」または「子機」ボタンを押しながら親機の電源を入れる。子機表示点滅。FAXの場合は、「子機/ID 消去」と表示されるまで押し続ける。
  3. 「取り消したい子機の内線番号」「#」「#」の順に数字キーを押す。
  4. 「ピーッ」と鳴って操作完了。