Memoire(メモワール)シリーズ。留守番機能がなく、親機では外線通話ができない、ある意味原点的な形のコードレス電話機。微弱タイプのCJ-S30から小電力タイプとなったCJ-S100、CJ-A300とほぼ同期のCJ-S200と重ねて来た系統です。そして親機が回線と電波の中継機としての役割に徹するCJ-S系の形はJD-S系(JD-SF系)へと現在も脈々と続く？CJ-S200がCJ-A300と対ならこちらはCJ-A320と同期でしょう。
　親機に通話機能はありませんが、子機との内線通話はできます。親機の天板形状が600型黒電話の底面積ほぼぴったりとなっており、外部端子もあるので、既存の電話機と組み合わせて使うこともできるようになっています。子機を着信専用にすることもできますので、子供部屋に子機を設置することも想定していたのでしょうか。

　本機は1990年のグッドデザイン賞受賞作でもあります。またカラーバリエーションも豊富にあったようで(ソース: 充電池の対応機種型番…ヨドバシドットコム)、私の手持ちはピンクPK。他にブラックBKとホワイトWHがあり、カラー記号QGとは何でしょうか？

前作から打って変わって、丸っこくて可愛らしいデザインです。

通話・保留状態の子機。上に並んだ3つのLEDが電池残量を示します。

あるべき姿？初期型の600型電話機とともに。子機は別室に置く前提でしょうね。

昔の電話機ってこのような宣伝文句をかいた紙が貼ってあったりしましたよね。店頭展示用の謳い文句だと思うのですが。